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履歴書のキ・ホ・ン

履歴書は、求人募集企業へ応募する際に提出する「応募書類」として最も一般的に用いられる書類です。単なる応募の申込や手続きを行うためだけの書類ではなく、応募先企業の採用担当者がその内容を見て採用・不採用の判断に使われる「審査書類」としても位置づけられます。

  • 履歴書の様式は「JIS規格履歴書」として定められたものが標準とされていますが、大卒等の学卒者用、転職者用などいろいろありますので、自分のアピールポイントを記載しやすい自分に合ったものを選びましょう。
  • 履歴書の様式の大きさはA4版とB5版があります。インターネットからダウンロードした様式でもよいでしょう。
  • 手書き、パソコンどちらでもOK。手書きの場合は黒色のボールペンや万年筆等を用い、丁寧に心を込めて、あせらずに時間をかけて書きましょう。
  • 略号を用いたり省略した記載をしないようにします。学校名や企業名などは正式な名称・表示で記載しましょう。
  • 誤字・脱字・記載もれのないよう正確に文字の大きさにも注意しましょう。修正・訂正をすることは厳禁とされておりますので、最初から書き直す必要があります。
  • コピーをしたものや、別の会社用に使った履歴書の使い回しはやめましょう。
  • 提出する前に必ずコピーをして保存しましょう。

記載項目の書き方

  1. 日付
    ◆記載日ではなく、提出日(郵送の場合は投函日、持参の場合は持参日、メールの場合は送付日)を記載します。
  2. 氏名・ふりがな(フリガナ)
    • ◆「ふりがな」とある場合はひらがなで、「フリガナ」とある場合はカタカナで記載します。苗字と名前の間を少し開けると読みやすくなります。
  3. 生年月日
    • ◆年号は、和暦でも西暦でも構いませんが、学歴欄など履歴書全体で統一します。年齢は、履歴書に書く提出日時点のものを記載します。
  4. 住所・ふりがな(フリガナ)
    • ◆都道府県名やマンション・アパートの名称、部屋番号も省略せずに記載します。
    • ◆「ふりがな」とある場合はひらがなで、「フリガナ」とある場合はカタカナで記載します。「ふりがな」は、「さいたま市→さいたまし」と、ひらがなやカタカナの地名に対しても書きます。番地の数字や部屋番号には、ふりがなは不要です。
  5. 電話番号
    ◆応募先との連絡用のものを記載します。電話番号は、固定電話か携帯電話のつながりやすい方を書きます。
  6. 連絡先
    • ◆特に現住所以外で連絡を希望する人や場所がなければ記載不要です。
    • ◆メールアドレスを持っている場合は、それを記載しても差し支えありません。迷惑メールなどの指定をしている場合は、受信できるように設定を変えておきましょう。
  7. 写真
    ◆縦4cm×横3cm程度、胸から上の正面からで、概ね3ヶ月以内に撮影した証明写真を貼ります。
  8. 学歴
    • ◆学歴は、学校への入学及び卒業(修了)の経歴を古い順に記載します。
    • ◆専門学校、短大、大学の学歴については「学部、学科、コース、専攻」も記載します。
    • ◆高校と略さず、高等学校などと正式名称で記載します。
  9. 職歴
    • ◆職歴は、勤務先への入社及び退社(退職)の経歴を古い順に記載します。
    • ◆応募書類として職務経歴書を提出しない場合は、勤務先の「事業内容・従業員数」、「所属部署」、「職務内容」などを記載する方法もあります。
    • ◆職歴の記載の最後には、「以上」と記載します。
  10. 免許・資格
    ◆免許・資格は、正式名称で古いものから順に「○○免許 取得」、「〇〇検定 合格」のように記載します。
  11. 志望の動機、特技、好きな学科、アピールポイントなど
    • ◆個人的な活動よりも、「志望の動機」や「アピールポイント」の内容を優先して記載しましょう。
    • ◆志望の動機、アピールポイントには、
    • ① 応募先企業を選択した理由(なぜその会社を選んだか)。
    • ② 自分の経験や能力のアピール(自分のどんなところが仕事に活かせるか)。
    • ③ 意欲や熱意が伝わるようにするとより良いです(どんな仕事をしてその会社に役たちたいか)。
    •  という点を盛り込んで記載します。
  12. 本人希望欄
    • ◆募集職種や勤務先が複数ある場合は希望をここに記載します。ストレートに記載せず、面接などの場で採用相談担当者と相談するのもよいでしょう。
    • ◆特に記載する事項がない場合は空欄とせず、「特になし」や「勤務条件は貴社の規定に従います。」「〇〇職を希望します。」などと記載します。